【レベルを知ろう!】切創防止手袋のレベルと選び方
こんにちはひでくんです。
皆さんは作業や日常生活の中で、ちょっとした油断から手をケガした経験はありませんか?
現代社会では、プロの現場に限らず、家庭や趣味のDIY、災害時などあらゆる場面で【鋭利なもの】に触れるリスクが増えています。
その中で「切創防止手袋」がこれまで以上に重視されるようになりました。

だけど、どの作業でどれを使用したほうが良いのか
手袋の種類がたくさんあって、わからないから適当に選んじゃおかな。

切創防止手袋は作業シーンで耐切創レベルが異なるから
適当な選択は重大事故のもとですよ。
まずは重要な理由と素材の特徴を理解して作業にあった手袋を選してね!
適切な手袋を選ぶことでどう変わるのか
この疑問に、現場目線と一般利用の両面から分かりやすく解説します。
冷媒配管工時代、改修工事の際、冷媒配管φ38.1をパイプカッターで切断したあと
配管切断面に触れてしまい、手を負傷したことがありました。
刃物ではないところでの切創事故でした。
鋼材やダクト、ライトゲージスチールなどの切断面ももちろん油断できません。
あの時、しっかり切創防止手袋を装着していればと、後悔をしてからでは遅いです。
一瞬の油断や不注意は避けられません。特に建築現場や物流、家庭の包丁使いでの切り傷は日常的なリスクです。
仕事なら休業や生産性低下、家庭なら生活の支障や精神的な負担に。
逆に、切創防止手袋を適切に使えば、ケガや事故を未然に防ぎ、作業効率の維持や生活の質向上につながります。
現場の安全基準強化やDX化進展にともない、手袋にも高い性能と快適性が求められています。
耐切創性と耐熱性に優れ、鋼板やガラスの運搬、高リスク作業に最適。
軽量でしなやか、鋭利な刃にも強く、精密作業や長時間作業に適する。
高い耐久性と強度が必要な廃棄物分別や金属加工などに向く。
薄手で柔らかく、高強度。電子機器組立や医療など快適性と保護の両立に。
油や水の多い現場でのグリップ力と耐摩耗性を高める機能性。
EN388は「手袋の性能全般」を定める規格であり、ISO 13997はその中の一つの「高度な耐切創性試験の方法」を指します。
出典:googleAIモードより
EU(欧州連合)で定められた「機械的リスク(切る、摩耗する、引き裂くなど)から手を守る手袋」の性能規格です。
手袋の甲やパッケージにある「盾のマーク(ピクトグラム)」の下に記された、4つの数字と1〜2つのアルファベット(例:4X42C, 3X43B, 4544EX)で耐切創(耐切創:たいせっそう、刃物に対する強さ)を含む6つの性能レベルを表しています。
| 記号 | 性能 | 評価基準(高いほどよい) |
|---|---|---|
| a | 耐摩耗性 (Abrasion) | 0〜4 (またはX) |
| b | 耐切創性 (Coupe Test) | 1〜5 (またはX) |
| c | 耐引裂性 (Tear) | 0〜4 (またはX) |
| d | 耐突刺性 (Puncture) | 0〜4 (またはX) |
| e | 耐切創性 (TDM Test) | A〜F (またはX) |
| f | 耐衝撃性 (Impact) | P合格 (表示がない場合は未試験) |
2016年以前の欧州規格(EN388:2003)における旧表記です。
現在は試験方法が変更された新規格(EN388:2016)が適用されており、性能は「レベルA~F」の6段階で評価されます。
レベル3は廃止されたわけではありませんが、規格が変更されたため、現在新しく手袋を選ぶ際は、アルファベット(A〜F)で評価されているものを選ぶのが一般的です。
一般的視点
| 作業内容 | 推奨レベル | 推奨素材・特徴 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 鋼板・ガラス搬送や重リスク作業 | E〜F | スチール混紡・高強度HPPE | 最上位の硬度が必要 |
| 金属部品組立・樹脂加工 | C〜E | アラミド・HPPE混紡 | 強度と動きやすさのバランス |
| 精密組立・検査・配線 | B〜C | 薄手HPPE・新素材 | 細かい指先操作に適応 |
| 家庭での包丁作業・DIY・園芸 | A〜C | 多様な素材選択可能 | 軽リスクの予防に適している |
| 廃棄物分別・災害対応 | D〜F | スチール・ガラス混紡 | 厳しい環境・異物混入対策に |
| 食品加工・調理 | B〜D+抗菌仕様 | 洗える素材・衛生配慮型 | 食品安全と保護両立 |
| 油や水の多い環境 | C以上+コーティング | 耐油ニトリルコーティング | 滑り止めと耐磨耗強化 |
一般的視点でまとめたよ。
ですが建築現場は過酷な環境下。下の表は建築現場視点でまとめたよ。
建築現場的視点
| 作業内容 | 推奨レベル | 推奨素材・特徴 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 内装・仕上げ・梱包 | B | ポリエステル、ナイロン 薄手で素手感覚に近いもの。 | 軽微な擦れや段ボールの端、カッターの偶発的な接触による薄い切り傷を防ぐレベル。 |
| 電気工事・設備・板金 | C | 高強力ポリエチレン (HPPE)強度と柔軟性のバランスが良いもの。 | 建築現場の標準。 薄い金属板のエッジや配線の切り口など、日常的な切創リスクに対応。 |
| 鉄筋・鉄骨・足場組立 | D | アラミド繊維、ステンレス線混用 厚手で摩擦にも強く、耐久性の高いもの。 | 重さ×鋭利さ。 重い資材を扱う際、その自重でエッジが強く押し当てられるリスクを想定。 |
| 解体・バリ取り・ガラス | E〜F | 金属繊維、ガラス繊維混用 極めて強固で、貫通しにくい多層構造。 | 一撃の危険性。 鋭利なバリや割れたガラスなど、一瞬の接触が深い重傷に直結する環境。 |
どんな作業を行うのかで推奨レベルが違います。
この表を確認して作業に適した切創防止手袋を着用しましょう!
【建築現場のカッターナイフ作業】に最適な切創防止手袋
建築現場ではカッターナイフを使用する頻度がかなり多いです。
そこでカッターナイフ作業に適した切創防止手袋を見ましょう
EN388:2016/ISO13997基準の「レベルD~F」
カッターナイフの鋭い刃や不意の滑りなどに対応し、強度が確実であるレベルD以上(できればEやF)を選びましょう。
作業性と快適さ
自宅でのDIY作業の場合は次のことを重視すると良いです。
- 薄手で柔らかくフィット性の高い手袋を選ぶことで、細かい作業操作性を損ないません。
- 洗濯可能で再利用ができるタイプなら、衛生保持と経済性にも優れています。信頼できる商品例や参考資料
今回は切創防止手袋のレベルと選び方について解説しました。
明日以降の作業には、適した切創防止手袋を着用して素敵な工作物を作り上げてください。
以上ひでくんでした。

